2020.05.31 和邇のコート・ハウス建築記(9) 躯体ができあがったら、次は断熱工事です。 柱と柱の間に断熱材を敷きつめていきます。 天井内は下地材や照明器具などで混み合うので、隙間ができないよう吹付断熱を使いました。和邇は積雪もある地域なので、断熱は重要です。天井から垂れ下がっている棒は、天井仕上を固定するための木材(吊り木)です。 つづいて外壁を仕上げます。今回は外壁も屋根も、ガルバリウム仕上げにしています。まずは外壁に防水シート(白)を貼り、その上に外壁材の下地材(茶)を水平に打ち付けていきます。(上の写真は内部のように見えますが、ここはポーチなので外部になります。)下地材に隙間を空けているのは、外壁の中に空気を通し、湿気で木が腐るのを防ぐためです。 次に、下地材にガルバリウムを留めていきます。板金職人さんの手仕事で、一枚一枚金属板を葺いていきます。サッシとの間に、なにも余計なものが見えません。職人技です。中庭住宅というのはとても外壁が多いうえに、さらに今回は屋根もガルバリウムなので、作業が膨大です。しかもガルバリウムというのは固い金属なので、折り曲げにも力が要ります。最後は大勢の職人さんが駆けつけてくれ、腱鞘炎になりかけながら、丁寧に仕事を進めてくれました。 苦労の甲斐あって、とても美しい外壁に仕上がりました。足場が取れるのが楽しみです。外装が終わり、内装仕上げに入ります。 PrevPrevious NextNext